欧州をはじめとするグローバル市場攻略の本格始動

韓国ファッションブランド「デイリーミラー（DAILY MIRROR）」が、Kファッションおよびビューティーのプレミアムオンラインショップ「fasfas」に正式入店し、欧州および世界の消費者に向けた本格的な展開をスタートさせた。

国内では、ミニマルな美学と文化的ストーリーテリングで注目されてきたデイリーミラーは、今回のfasfas入店を通じて、洗練されたKファッションの感性をグローバル市場に本格的に披露することとなった。

2014年にデザイナーのキム・ジュハン氏が設立したデイリーミラーは、「マニッシュとフェミニンのバランス」や「ジェンダーレスなシルエット」といったブランド哲学に基づき、独自の洗練されたデザインを展開してきた。

最近では、2025年ソウルファッションウィークF/Wシーズンにおいて、「DE（〜について）NIM（〜様）」というテーマのコレクションを発表。韓国語の敬語文化をコンセプトに、デニム素材でその哲学を表現し、国内外のバイヤーから高い評価を受けた。

ファッション業界では、今回のfasfas入店がデイリーミラーにとってグローバル転換点になるとの見方が強い。ソウルを拠点とするKファッションブランドが、プレミアムオンラインショップfasfasを通じて実質的な欧州・世界の流通網に組み込まれる点が注目されている。

fasfasのジェシカ常務は、「デイリーミラーは、洗練されたミニマリズムと芸術的感性を兼ね備えたブランドであり、グローバルプラットフォームとの協業を通じて、韓国ファッションの奥深さを世界に印象付けるモデルとなるでしょう」と述べた。

キム・ジュハン代表は「デイリーミラーはデザインを通じて言語・文化・哲学を伝えることを目指しています。fasfasを通じて世界中の消費者と共感を築いていきたい」と語った。