『ケデホン』シンドロームでサウジ・クウェートなどKビューティが大人気
プレミアムKビューティオンラインショップFASFAS、流入率が“急上昇”
Netflixのアニメーション『ケデホン』現象により、Kビューティはサウジアラビアをはじめとする中東市場でも知名度が上昇し、「中東特需」への期待が高まっている。
プレミアムKファッション・ビューティオンラインプラットフォーム FASFAS(ファスファス) のジェシカ専務は最近、
「サウジアラビア、クウェート、バーレーンなどでB2C流入率が急増し、最新のファッションルックブックを見た中東バイヤーからのB2B商談リクエストも目立って増えている」と述べた。
FASFAS はKビューティとデザイナーズファッションを一堂に集めたグローバルB2B・B2C統合ハブとして成長を遂げている。
世界約1,000社以上のB2Bグローバルバイヤープールを基盤に、シーズンごとに多言語ルックブックを制作し世界中のバイヤーに送付、ブランドの哲学やストーリーを強調するプレミアム戦略を堅持していることでも知られている。
最近ソウルで開催された 「第95回サウジアラビア建国記念日行事」 でも、Kビューティの中東特需への期待感がさらに高まった。
同イベントに出席した韓国産業通商資源部の キム・ジョングァン 長官は、
「韓国とサウジアラビアは新たな成長時代に向けて協力の価値を高め、半導体・ロボット・AIなどの先端技術からK-POP・Kドラマなど文化分野まで協力の幅を広げていくべきだ」と提案したと伝えられている。
式典に参加した韓国のメイクアップアーティスト S氏 も、
「サウジ側の貴賓や関係者たちが韓国メイクアップアーティストの参加に大きな関心を示し、韓国コスメやメイクトレンドについてもっと知りたいという質問が相次いだ」と語った。
FASFAS のジェイソン代表は、
「最近のNetflix『ケデホン』シンドロームの効果で、サウジ・クウェートをはじめGCC(湾岸協力会議)諸国でKビューティやファッションへの需要が急増している」とし、
「Kビューティは天然由来成分や機能性化粧品を前面に打ち出して注目されており、単なる“関心”ではなく実際の契約・発注につながっている点で業界の期待が高い」と説明した。
さらに彼は、
「現地認証、物流インフラ、文化的特性など克服すべき課題も存在するが、米国の関税障壁を回避する意味でも中東など新興市場への進出は選択ではなく必須だ」と強調した。
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